家庭と仕事を両立させたい女性が押さえておきたい優先順位づけの4ステップ

2019.12.23 キャリア

結婚や出産、育児など、ライフステージの変化により、以前のように自分のペースで仕事が進められなくなると、「想像以上に大変」「どうやったら両立できるんだろう」と悩むこともあるでしょう。

今回の記事では、女性が家庭と仕事を両立しながら働くうえで知っておきたい全体把握と時間管理の方法、そしてそれらを活用した優先順位の付け方、家族との役割分担などについてお伝えします。

全体把握と時間管理を徹底しよう

家庭も仕事も忙しくなると、目の前の仕事をこなすので精一杯になり、時間管理が煩雑になりがちです。しかし、これらを上手に両立させていくためには、基本的な仕事の進め方と同じく、「全体把握と時間管理」が欠かせません。

一見難しそうに聞こえますが、やり方はとっても簡単。できれば夫婦で取り組みたいですが、前提条件が「夫は普段あまり家事に協力してくれない」という場合、突然夫にこの話を持ち掛けても、受け入れてもらえないかもしれません。まずは妻側で次にご紹介するステップ①~④を実践し、自分の気持ちを整理しながら優先順位づけを始めてみましょう。

ステップ1:家庭と仕事を両立していくうえで、思いつく限りのタスクを書き出す

まずはペンとふせんを用意し、今、頭の中にあるタスクをすべて書き出します。1日のスケジュール(朝起きてから出勤まで、帰宅後から寝るまでの間)、数日おき、あるいは不定期に発生する家事など、実際に今までやってきたことを、ふせん1枚1枚に書き出していきます。「細かすぎるかも?」というくらい書き出してかまいません。

<例:1日のスケジュール(抜粋)>

  • エアコン、電気を付ける
  • 朝食を作る
  • 子どもを起こす
  • 子どもの顔を洗う、歯を磨く
  • 子どもに朝食を食べさせる
  • 着替えを用意する
  • 子どもを着替えさせる
  • 保育園に連れて行く
  • ゴミ捨て
  • 保育園に迎えに行く
  • エアコン、電気をつける
  • 夕食を作る
  • 洗濯機を回す
  • お風呂を洗う
  • 洗濯物を畳む
  • 夕食を食べさせる
  • 洗濯物を干す
  • 翌日の保育園の準備をする
  • おもちゃを片付ける
  • 絵本の読み聞かせをする
  • エアコン、電気を消す
  • 寝かしつける

<例:不定期に発生する家事(抜粋)>

  • 窓ふき
  • トイレットペーパー交換
  • 洗濯機洗浄
  • 子どもの発熱
  • 使い切ったシャンプー容器に詰め替えボトルのシャンプーを入れる

ステップ2:マトリクス表に落とし込む

大きな紙、あるいは家の中にある大きな壁を使って、下記のようなマトリクス表を作りましょう。これはビジネスの場面でもよく活用されている表で、家事や勉強などにも応用が利く優れものです。先ほどタスクを書き込んだふせんを、緊急度、重要度の高低を意識しながら、この①~④の部分に貼り付けていきましょう。


緊急度:高い

緊急度:低い

重要度:高い



重要度:低い


このマトリクス表に正解はありません。「どこに貼ったらいいんだろう」と深く考え込む必要はなく、5秒以内で直感の赴くまま貼り付けていきます。ふせんを均等に貼ることも意識しなくてかまいません。例えば、①が多くて④が少ないなどでも全く問題ありません。とにかく、「タスク(ふせん)を4つのエリアにすべて振り分けて、全体を可視化する」ことが重要です。

ステップ3:簡素化できる方法はないかを考える

次に、タスクの中で特に大変だと思う部分について、無駄な導線はないか、簡素化できる方法はないかを考えます。例えば、着替えをクローゼットまで取りにいっている場合、そもそも洗濯機のそばに衣装棚を置けないか?ハンガーを活用して畳む手間を省けないか?子ども部屋に置いて子どもに用意させることはできるか?など、アイデアを出してみます。散らかったおもちゃを片付けるのが大変なら、おもちゃを減らせないか?箱を大きくして一気に片付けられないか?週末に仕分けするのはどうか?など、今までやってきた動きを一度見直してみるとよいでしょう。

ステップ4:どれを誰がやるか相談する

最後に、①~④の分類のうちどの部分を誰がやるか、ステップ3で出てきたアイデアとともに家族で話し合ってみましょう。妻だけでなく、夫、子どもにも分担し、「家族みんなで家事をする」方向で話せるのが良いですね。振り分け方法としては、家事に慣れていない子どもはまず緊急度も優先度も低い④から担当したり、振り分け時に数が多くなりがちな①のタスクを夫婦で分担しながら進めたり、などです。

なお、家族みんなで協力してもどうしても回らない場合は、世の中にある便利な道具や外部リソースを使うのも手です。例えば、洗濯乾燥機を使って干す手間を減らす、食洗器を導入する、週に何回か総菜を活用する、子どものお世話にベビーシッターを雇う、家事代行サービスを利用する、など多くの方法があります。。

一連の流れで大切なことは、「タスクをすべて見える化し、全体観をつかんだうえで、今後どうしたらいいのかを”家族”で話し合う」こと。夫婦共働き化が進んでいる今、妻一人で全てを溜め込んでしまっては、いつかパンクしてしまうかもしれません。そんな状況を未然に防ぐためにも、一度家族でしっかり話し合う機会を持って見るのをおすすめします。そのための下準備として、今回ご紹介したステップは有効です。

まとめ

家庭と仕事の両立は想像以上に大変なもの。それは、もしかしたらあなたが一人で頑張りすぎているからかもしれません。近年、「名もなき家事」という言葉が生まれたように、夫側は妻がどんな家事をこなしているのか、どれだけ大変なのか、まだ気づいていないだけの可能性もあります。

今回ご紹介した方法では、今あるタスクをすべて可視化することから始めます。視覚的に家族間の負担の度合いも一目瞭然なので、今まで家事に積極的ではなかった夫も、考えを改めるきっかけになるかもしれません。子どもがある程度成長しているのなら、家族の一員として一部の家事を担当してもらうのも良いでしょう。「家事は家族みんなでするもの」という意識を小さい頃から持つことは、将来子どもたちが大人になった時にも、大いに役立ちます。

家族みんなが幸せになれる両立生活を目指して、ぜひ今回ご紹介したステップを試してみてください。

この記事の監修者


CAキャリアスクール事務局

エアラインスクールを通じて「CAになる」ための就職支援と、CA経験を生かして新たなフィールドで活躍する「セカンドキャリア支援」を行っています。接遇チェッカー、インストラクター、講師を目指したい人の養成講座も実施しております。

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