元CAがマナースクール講師になる3つの方法とマナー講師養成講座選びのコツ

2019.12.12 キャリア

元CAは接遇マナーやビジネスマナー、美しい立ち居振る舞い、コミュニケーションスキルなど、高品質な接客・接遇の知識を有していることから、さまざまな分野において活躍の場が広がっています。

中でもマナースクール講師は、これまでのCAで培ったキャリアを生かせるとして、元CAが注目する職業の一つです。

しかし、どうすればマナースクールの講師になれるのか具体的に分からない人も多いでしょう。

そこで今回は、CAを退職した後にマナースクールの講師を目指したい人に向けて、元CAがマナースクール講師になる3つの方法と講座選びのコツをご紹介します。

元CAがマナースクールで講師として働く理由

元CAがマナースクールで講師として働く理由。それは、CA時代に培ったスキルや経験、ノウハウをそのままダイレクトに活かすことができる仕事だからです。

日々さまざまなバックグラウンドを持つお客様と接し、寄り添い、お客様満足度の向上に努めてきたことから、接客・接遇の基礎や応用、正確な言葉使い、好印象を与える所作を持ち合わせているCA。

これらのスキルは日々の生活からビジネスシーンにおいて、業種や職種、個人、企業に関わらず求められるものです。

また、マナースクールで教えることで、受講生が成長していく姿を見ることができます。CA時代とは違ったやりがいも感じられるでしょう。

マナースクール講師で実現できる多様な働き方

マナースクール講師はスクールの専属講師として勤務するだけでなく、独立して自分でスクールを開講し起業したり、フリーランスとしても働いたりと、柔軟な働き方ができます。

仕事と家庭の両立が可能なことも、元CAがマナースクールで講師として働く理由の一つと言えます。

元CAがマナースクール講師になる方法3選

起業する

マナー講師として活躍するための近道は、自分でマナースクールを開講し起業することです。

特に、CA時代にチーフパーサーやパーサー、OJTのインストラクターとしてレクチャーしたり新人教育に携わったりした経験がある元CAなら、それまでの経歴や経験を活かして起業できる適性を持っているでしょう。

しかし起業すると、マナー講師としての仕事以外に、営業活動や広報活動など幅広い業務をこなさなければなりません。

したがって、CA時代のコネクションを利用したり、新たなマーケットを開拓したりと、バイタリティに溢れている元CAにおすすめの方法と言えます。

資格を取得する

マナー講師として活躍するにあたり、まずじっくりと準備を行いたいという人は、資格の取得を視野に入れましょう。

マナー講師の資格は民間の認定資格が多数あり、未経験でも短期間で取得が可能なものから、より幅広い分野での活躍が期待できるコーチングに特化したものまでさまざまです。

特に、

  • プロであることを証明したい
  • 主婦業の合間に自宅で勉強したい
  • 幅広いジャンルを教えたい
  • 仕事の休みの日に学びたい
  • フリーランスで働くための資格や肩書きが欲しい
  • 時間をかけてスキルをマスターしたい
  • コストを抑えて学びたい

以上を考える人に資格取得はおすすめします。

資格の講座は多数あるため、まずは資料請求したり問い合わせたりして、自分が求めるプログラムにもっとも近いものを選びましょう。

マナー講師養成講座を受講する

マナースクールの講師になる一番確実な方法が、マナー講師養成講座の受講です。

CA時代に現場で学んだ接遇マナーやスキルは、人に教えるとなるとまた別のテクニックが必要になります。

養成講座では、各ジャンルのプロが、基礎から実践まで深く追求しながら、集客方法なども含め、講師として独り立ちできるまでのあらゆるノウハウを教えてくれます。

講師陣には元CAはもちろんのこと、学校講師、司会者、カウンセラー、アドバイザーなどが在籍。得意分野もさまざまなので、幅広い知識を得ることができるでしょう。

また、同じ目標を持って進んでいる受講生に出会うことができ、多くの人と接しながらスキルを身に着けることができるのも魅力です。

マナースクール講師になるために。マナー講師養成講座の選び方

フォロー体制が整っているか

マナースクール講座を選ぶときに重要なポイントは、フォロー体制の有無です。

マナー講師への道を模索していると、「講師として知名度を上げるためにどうしたら良いか」「講座の幅や受講者の幅を広げるには?」「まずアシスタントとして経験を積むべきか、いつ独立できるのか」など、いくつもの疑問点がでてきます。

そのため、講座を受講して終わりではなく、マナー講師として成功するために一人ひとりに寄り添ったアドアイスやバックアップがあるかどうかを必ず確認しましょう。

講師陣は現役で活動中か

現役で活動している講師陣が在籍しているかどうかにも注目します。

企業や学校、さまざまな機関において第一線で活躍している講師陣がいると、社会のニーズに合わせた人材育成が可能であることを意味します。

多方面から得た最新の情報を共有してくれるので、実践的で即戦力のある講師を目指すことができるでしょう。

現場に対応できる細やかなカリキュラムか

知識やノウハウをいくら身につけても、実際に現場に出た後にそれらを活かして対応できるかが重要です。

個別指導やグループレッスンなどから選べるか、また、現場に対応できるテクニックが学べるローププレイングを含んだ授業など、細やかで応用的なカリキュラムであるかを確認しましょう。

おわりに

マナースクール講師といってもそれぞれ得意分野を持っています。CAを目指す学生向けのホスピタリティスキル、企業や各機関を対象にした人材育成を目的としたビジネスマナー、インバウンド対応にも使えるおもてなしマナーなど、指導内容はさまざまです。

元CAからマナースクールの講師を目指している人は、自分の強みや得意な分野、対象となる人をしっかりと見極め、どのような講師になりたいのか、資格取得や講座の受講が必要かを段階的に考えて準備を行いましょう。

多様な場面で臨機応変な対応や行動ができる元CAなら、CAを退職した後のセカンドキャリアとしてマナースクール講師を選んでも幅広く活躍できるはずです。

この記事を書いたCA経験者


桜子さん

海外の大学へ留学後、旅行やビジネスコミュニケーションの仕事を経験し、日系航空会社のキャビンアテンダントを経験。アジア・中東・欧州での生活経験あり。現在は、WEBライターとしても活躍中。

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