元CAが接客経験を活かせるおすすめの仕事5選!求められるスキルとは?

2019.12.14 キャリア

 

CAとして働いてきた中で、自信を持てるようになったスキルの一つは「接客スキル」ではないでしょうか?高い接客技術はどの業界でも通用し、一生使えると言っても良いでしょう。

今回は「CAは退職したけれど、やっぱり接客スキルを活かして仕事がしたい」と思っている方にピッタリなお仕事を5つご紹介します。自分に合っている接客業を知りたいと思っている方や、これから接客業で活躍してみたいと思っている方はぜひ最後までご覧ください。

やっぱり”おもてなし”が好き!なら接客スキルを活かそう

CAは、厳しい専門スクールを卒業し、さまざまなお客様に対し、最適かつ快適な対応を追求されます。そんな経験を積み重ねてきたCAが、「セカンドキャリアでも接客の道に進みたい」と思うのは自然なこと。自分の気持ちに正直に、接客や接遇の仕事を探してみましょう。

そもそも、元CAという時点で、高いサービスレベルを持つことは保証されているようなもの。他の職種より採用確率は高いでしょう。

また、2020年に東京オリンピックを控え、接客の現場で注目されているのが英語力です。英語力がある人とない人では給与にも大きな差があり、入社後の待遇も大きく変わってくることが多いです。もし英語力に自信を持っているなら、積極的にアピールしていきましょう。

接客スキルを活かせるおすすめの仕事5選

一流ホテルのコンシェルジュやホテリエ

ミシュランで星を多く獲得する超有名ホテルや、宿泊料金が高額なハイクラスなホテル。これらが評価されているポイントは、内装の高級感、プラン内容、食事の豪華さだけだと思っていませんか?

ホテルが一流であれば、高い「ホスピタリティ」、つまり「おもてなし」が求められ、コンシェルジュの接遇マナーも高いレベルが必須。高い評価の影にはコンシェルジュの自発的なおもてなしが必ずと言っていいほどあると言われています。

どんな無理難題でも「NO」は言わず、笑顔で対応する。お客様が「そんなことまで対応してくれるの?」と思わず感動するような、想像力を超えたサービスを提供するのに、元CAとしての経験を遺憾なく発揮できるでしょう。

高級サロンやスパのレセプショニスト

高級なサロンやスパの受付(レセプショニスト)は、CA時代に培った上品な立ち振舞いをそのまま活かせる仕事です。サロンやスパはゲストに癒しを提供する空間。そのため、不快感を与えずに、上品かつスマートな対応が求められます。

また、サロンやスパで日常的に美や癒しにお金をかける方は、かなり美意識が高く、上流階級に属している可能性が高いと言えます。

そんな方が利用するお店は、リラックスできる非日常な空間、美意識や清潔感を何よりも求めています。レセプショニストに求めるレベルも同様です。美のイメージを損なわないレセプショニストの接客と、CAの接客には多くの共通点があるでしょう。

社長秘書

CA時代は、外見に気を遣うことを求められていませんでしたか?身だしなみのセットや化粧の仕方まで徹底して教育されてきたかと思います。また、フライト時間を守る時間管理能力もしっかり身につけたという人も多いでしょう。

これらの経験を活かしたいのであれば、秘書のお仕事もおすすめです。企業の代表をサポートする秘書は、外部のお客様にも良い印象を与えられる外見や、スケジュール管理能力に加え、外資系の社長秘書の場合英語力も求められます。

専門の通訳を雇うケースもありますが、常に傍にいる秘書に英語力があることはベストな状態と考える社長も多いです。

ラグジュアリーブランドの接客販売

接客・販売業は、店内で販売している商品をおすすめして購入につなげたり、お客様にピッタリな商品を一緒にお探ししたりして喜んでいただくお仕事です。CAの経験があるなら、ラグジュアリーブランドの接客販売にも対応することができます。

ラグジュアリーブランドとは『Louis Vuitton』や『CHANEL』、腕時計であれば『Cartier』や『ROLEX』など、一点あたりの金額が高額なブランドのことです。

お客様に購入していただくために一番重要なのは、「従業員の印象の良さ」と言われています。高級ブランドは「お得意様」と呼ばれる常連のお客様によって支えられています。お得意様を獲得できるかどうかは、従業員の接客次第です。

高級ブランドであればあるほど「あなたから商品を購入したい」と思わせる接客スキルが必要となります。

クリニックの受付

CAは立ち仕事が中心です。フライトに合わせた不規則な労働時間であるため、体力的に辛く、転職を考える方もいます。

根本的には人と関わる仕事がしたいけれど、立ち仕事は辛いし、自分の時間も充実させたいと思っている方におすすめしたいのは、クリニックの受付のお仕事です。

CAと同様に、さまざまな老若男女のお客様に対応が必要であり、病院の顔とも呼べる受付にホスピタリティを求めているクリニックは少なくありません。

また、受付は座っての仕事がメインとなり、比較的早い時間に閉院するところも多いので、プライベートの時間も確保しやすいです。

より自由度と給与を上げたいと思えば、『医療事務』や、『調剤事務』といった資格取得も一緒に進めましょう。待遇だけではなく、年齢を問わず、長く勤めることも叶いやすくなります。

元CAが求められるのは高品質な接客スキル

“元CA”という肩書きを活かして転職活動を行うなら、前述の接客業界でのアピール力は抜群です。しかし、入社は容易くても、入社後に元CAとしての働きぶりが求められていることを忘れてはいけません。

元CAが求められる高品質な接客とは、「どんなときにも笑顔で応える対応能力の高さ」であったり、「常に隙を見せない繊細なおもてなし」であったりと、接客業経験者の水準をはるかに超えるパフォーマンス力です。

女性にとって花形の仕事の一つであるCA。CAとしてのキャリアは誇り思うべきです。そして、厳しい研修に耐え、動作や言葉遣いに至るまでを徹底的に教育を受けた経験を忘れずに、転職先でも活躍できるよう努めていくことを肝に銘じておきましょう。

まとめ

CAとして長年接客に携わってきたことは、特にサービス業界でセカンドキャリアを構築できる大きなチャンスです。接客未経験者よりも高確率で、高い水準の職場に採用されるのは、これまでの積み重ねの結果だと言えます。チャンスを最大限に活かすために、これまでのCA時代の厳しい研修や、思いやりを大事にした接遇経験をぜひ思い出してください。

転職とは前歴の棚卸しの場でもあります。自分がどんなサービスを提供してきたか、自分にできることは何なのかを見つめなおせば、自分の付加価値が自ずと見つかるでしょう。

この記事の監修者


CAキャリアスクール事務局

エアラインスクールを通じて「CAになる」ための就職支援と、CA経験を生かして新たなフィールドで活躍する「セカンドキャリア支援」を行っています。接遇チェッカー、インストラクター、講師を目指したい人の養成講座も実施しております。

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